曇り。
投資家は2021年の市場のリスクが何であるとみているのか。今のところ、バラ色の見通しが大勢を占めているが、インフレやコロナの再拡大などのリスクが待ち構えている。
2021年の投資家やアナリストらの見通しを一言で要約すると、注意深い楽観主義とでもいえるものだ。ファンドマネージャーらは、経済活動は復活し、3月の感染危機以来、深く沈んでいた企業価値が復活するとみている。同時に、出遅れていたセクターも回復をみせるだろう、というものだ。
債券利回りは低位で安定し、株価のバリュエーション上、さらなるサポート材料になる。
しかし、ウイルスの変異体が英国で見つかった。このような楽観的見通し通りに2021年が推移するのか、予断を許さない。
オークツリーキャピタルのハワード・マークス氏は、金利上昇が主要なリスクであると指摘する。現在の資産価格の高騰は、低金利に支えられている。もし金利が上昇すれば、資産価格は低下する。
アムンディの副CIOは、最近の市場の上昇はワクチンに対するも盲目的な信任に基づいているとする。
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