曇り。
バイデン大統領が演説。プーチン大統領は権力の座に居続けることはできないだろうと。そして、この戦いは長い闘いになる、と強調した。
土曜日にワルシャワで行われたスピーチにおいて、バイデン大統領はNATO加盟国が団結する必要性を強調した。プーチン氏の攻勢とウクライナ防衛のためである。冷静時代にソビエト連邦に対抗し、抵抗運動を潰したモスクワに対する戦いと比較してのスピーチであった。
ロシアによるウクライナ侵攻から1ヶ月が経過した。バイデン大統領はこれまでのスタンスを変え、プーチン氏の排除を望むと直接言及した。
再び帝国を再建しようとしている独裁者は、人々の自由に対する愛を打ち消すことは決してできないだろう。そして、神の名によって、プーチン氏は権力の座に居続けることはできない、と付け加えた。
バイデン大統領の演説後、ホワイトハウスは発言を補足した。プーチン氏はその隣国に対し、権力を行使することを許されていない、という趣旨であるという。そして、ロシアにおける体制変革を意図した発言ではない、と述べた。
バイデン大統領は3日間にわたる欧州訪問を終えた。欧州歴訪ではポーランド東部に展開している米軍も訪問した。そこはウクライナ国境に近い場所にある。
米国と欧州諸国はモスクワ政府に対し、重い制裁措置を課している。同時にウクライナに対し、大量の軍事援助を行なっている。ロシア軍は主要なウクライナ都市を制圧できず、市民に対する爆撃を続けている。
これにより、欧州や米国は困難な決断を迫られている。核兵器をロシアが使用する可能性があるためだ。同時に、ポーランドを含むNATO諸国をいかに守るのかについて、合意を形成しなければならない。
ウクライナのゼレンスキー大統領は引き続き、ウクライナ上空のノーフライゾーン設定を求めている。そして、特にポーランドから利用可能な軍用機の提供をまだ受けていないと繰り返している。飛行機や戦車なしでは、ウクライナの人々は空爆の脅威にさらされ続けると訴えている。
https://www.ft.com/content/ec964781-6e8f-4d00-a8bc-3033f2d9a722
親プーチン派と言える議員が米議会の共和党議員の中にいる。米国内の世論がウクライナ支援で団結しつつある中、極右の議員らが世論から激しい怒りを浴びている。プーチン氏用語を続ける議員らがいるのだ。
今週、保守派のラジオに出演した共和党の下院議員、ジョージア州選出のグリーン氏はプーチン氏とロシアのウクライナ侵攻を擁護する話で気炎を挙げた。
ロシアはウクライナ侵攻を成功させつつある、というのだ。
グリーン氏の炎上発言はこれが最初ではない。キャピトルヒルでも極端な議論で知られるグリーン氏は、Qアノンを支持したり、9・11は陰謀であったとの理論を公言しているのだ。
ノースカロライナ州選出のカーソーン下院議員と共に、プーチン氏支持の発言を繰り返し、世論の激しい怒りを浴びている。
https://www.ft.com/content/fd870fa9-007a-4cd4-bffc-d72aa2a35767