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Fedの姿勢変化で進むドル高

 晴れ。

 Fedの姿勢変化により、ドル高が進んでいる。より早い時期の利上げを示唆したことで、2日連続でドル高が進行した。

 ドル指数は木曜日に0.87%上昇した。ユーロはドルに対して0.77%の下落だった。

 水曜日にFedは大半の参加者が2023年の利上げを見込んでいると示した。以前の予想では2024年の利上げが大半だった。米国経済の回復が力強さを増しており、消費者物価指数は5月には5%をつけた。

 パウエル議長は1200億ドルの資産購入プログラムの縮小を検討していると認めた。

 ヌビーンのストラテジストは、ドルの反応は不均等だ、と指摘している。

 多くの投資家は今年の夏にFedは資産買い入れの縮小策を議論し始めるとみている。8月のジャクソンホール会合での焦点にもなりそうだ。

 Fed金利見通しの変化は、米国債の売りを誘った。10年国債金利は上昇し、欧州の国債価格もつれて下落した。

 https://www.ft.com/content/227a5830-5ee6-4ba7-a021-59278e063df5

 金融政策は移行期入りした。投資家はハト派から脱却するFedに反応している。タカ派、と言い切るわけではないようだ。

 https://www.ft.com/content/a7982c61-3da6-4e02-a056-8b6116371d37