香港動乱 - 英字紙ウォッチング

　快晴。

　香港動乱。英国政府は30万人の香港市民に対し、市民権を付与することを決めた。北京政府が国家安全法の撤回しないなら、ビザの延長をすると約束した。

　英国のラーブ外相は、海外の英国パスポートの所持者に対し、ビザ期限を延長すると約束した。これは昨年、ブレグジット交渉によりEU市民を英国に自由に出入りできなくした措置と比べると、画期的な動きだといえる。

　この動きは中国が香港に対し、国家安全法を課す計画の後に登場した。北京英夫としては、香港の親民主化デモに業を煮やした格好だ。これは香港当局の法制化を待たずに、香港に刑事罰を科す最初の事例となる。

　香港ではおよそ31.5万人が有効な英国海外市民パスポートを持つ。これは1997年に英国から中国に主権が返還される前に、香港で生まれた市民に発行されたものだ。彼らは英国市民ではなく、英国に6カ月間滞在する権利を持つだけだ。

　しかし、木曜日にラーブ外相はこの期間を12カ月に延長し、将来は市民権を与える道もある、と述べた。