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バイデン政権のタカ派的対中姿勢

 快晴。

 バイデン政権の国務長官に就いたブリンケン氏が中国と初めての電話会談を行った。氏は中国のカウンターパートに対し、米国政府としては中国に対してその不当な行いについて説明を求める姿勢を保持し続けると述べた。

 バイデン政権としては民主主義の価値を守るために立ち上がるだろうと述べた。ツイートでもブリンケン氏は同様の姿勢を示した。中国は王毅外相が応じた。

 米側がとくに問題にしているのは、新疆ウイグル自治区チベット、香港における人権侵害だ。ミャンマーにおけるクーデターへの関与も同時に非難した。

 ブリンケン氏は同時に、中国に対し、同盟国と協働してバイデン政権は動くと説明した。台湾海峡を含むインド太平洋地域の安定を脅かすような行為に、説明を求めていくという。

 これに対し、中国の王毅外相の反応は、公式記録からはうかがい知れない。

 ブリンケン氏の今回の警告は、過去2週間にバイデン政権から発せられた声明から読み取ることもできる。それはすなわち、新大統領もこれまでと同様、北京政府に対しタカ派的な姿勢を追及するつもりであるということだ。

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