晴れ。
香港政府は容疑者引き渡し条例案について、審議を無期限で延期すると表明した。100万人超の抗議デモは成果を勝ち取った。
香港のキャリー・ラム長官は土曜日、報道陣に対し、「今法案についてデッドラインを設けるつもりはなく、次のステップを進める前に立法議会のメンバーに相談することを約束する」と述べた。
ラム長官は、法案を取り下げるのではなく、延期したと強調した。このことは、修正案を検討していることを意味しており、香港市民とのコミュニケーションが十分でなかったことを認めるものだ。
デモ主催者によると、日曜日もデモ行進を続けるという。主催者側は法案を完全取り下げとラム長官の辞任を求めている。そして、水曜日にデモ参会者に対して警察が行った暴力についての謝罪も求めている。
https://www.ft.com/content/dc624954-8f26-11e9-a24d-b42f641eca37
エコノミストより。
大規模なデモは香港政府だけでなく、北京政府も驚かせている。問われているのは、香港における法の支配である。
今週、香港を揺り動かした3つのことがある。一つは数十万人の人々が路上に出て、1997年に中国に引き渡されて以来、最大のデモ行進を行ったことだ。大半の人々は若く、英国統治時代へのノスタルジーはない。彼らの北京政府の圧制に対する不満は彼ら自身の不満である。
そして、彼らは驚くべき勇気を示した。2014年の傘運動以降、共産党はこれ以上の不服従を許容しない姿勢をはっきりしていた。このことは、この都市が危機に瀕していることに他ならないことを示している。
今回の法案によると、香港住民が台湾でガールフレンドを殺害しても、裁判のために中国本土に送られることはない。
https://www.economist.com/leaders/2019/06/13/the-rule-of-law-in-hong-kong