曇り。
決算シーズンが始まった。米国の主要銀行は引当金の戻し入れ益を計上し、好決算を演出している。JPモルガン、シティグループ、ウェルズファーゴはともに良い決算だった。
コロナの流行期に積んだ50億ドルの引当金を取り崩した。経済見通しは明るいとの楽観論に支えられた処理である。
米国の大手3銀行の2020年12月期決算が示すのは、感染大流行による経済落ち込みにも関わらず、企業や個人にとっては借り入れを起こしやすいことを示している。JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは「自慢するような決算内容ではない」と述べた。JPモルガンの第4四半期の税引き後利益は42%増加した。引当金の取り崩しが利益を押し上げた。
大手3銀行の株価はニューヨークの昼間の取引時間は下落した。
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