英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

セダンをやめたフォード

 晴れ。
 先月、フォードがセダンの生産を取りやめ、今後はトラックやSUV、クロスオーバー車に集中していく考えを示した。これは消費者の需要に反応したものだろうか、それとも、燃費規制の穴に対応したものだろうか。より大きいことがより良いことなのか、検証した。
 フォードは先週、マスタングなどを除き、より人気のあり、利益のあがるトラックやSUV、クロスオーバーに生産と販売を集中すると発表した。2020年までに北米におけるフォードの販売の90%が、低燃費の大型車で占められることになる。そのこと自体、何も悪いことはないと考えられている。
 消費者の選好はセダンやハッチバック、クーペなどからよりマッチョな車へシフトしているとフォードは述べている。そして、それはどのように起きているのか。たしかに統計データによると、pっくアップやSUVなどの比率は4・3%上昇し、1090万台にのぼっている。全体の6割に相当する。
 一つの時代が終わったと、WSJの職場の誰が言った。その時代の終わりは、1990年代の初めだったようだ。その当時、フォードはライトトラックの標準の一つであるエクスプローラーモデルを脱し、より燃費の良い車を作ろうとしていた。その後、車のデザインとサイズは迷走を続ける。そして、GMのハンマーやフォードのエクスカーションのようなばかばかしい車が結局つくられるようになった。その動きは2000年代に原油価格が急騰して、終わりを告げた。しかし、フォードのCEOらはあまりに若すぎて、こうした出来事を思い出せないのだと私は思う。
 今やフォードやライバル企業たちは、燃費規制の穴をみつけ、より大きな車を作ろうとしている。
 https://www.wsj.com/articles/the-real-reason-ford-is-phasing-out-its-sedans-1525369304