英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018年のFRB

 2018年にFRBが直面する5つの課題。Duy教授。
 政策を現状維持でとどめるよりも、利上げを行ういくつかの理由があるだろうと読む。
 2018年は金融引き締めの継続が予想される。17年のように、3回の利上げが予想される。しかし、いつものように、この利上げ予想は実際の経済の結果私大である。この点を考慮すれば、FRBが18年に直面するだろう問題は5つある。
 一つは、2018年はインフレ率が上向く年になるのかどうかだ。携帯電話料金の下落などの要因が消え去れば、2018年のコアインフレ率は1・9%まで加速するだろう。
 2つめは新規雇用の伸びが予想通りに減速するのかどうか。過去3ヶ月の平均は毎月17万人の増加である。これは失業を減らすのに十分な雇用の伸びである。
 3つめは減税の影響である。FRBの幹部らはこの影響を過小評価しているのだろうか。
 4つめは、イールドカーブが逆イールド化しつつあることについて、どう評価するか。通常は景気後退を示唆する。
 5つめは、金融システムの安定性が、政策金利の決定にどれほど影響するか。
 https://www.bloomberg.com/view/articles/2017-12-28/5-questions-for-the-fed-in-2018