英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

強気のFRB

 雨。
 1月のFOMC議事要旨が出た。FRB幹部は成長、インフレの見通しを引き上げた。FRBの利上げ計画を支持するような経済見通しである。1月の経済見通しは昨年12月時点のそれよりも上方修正された。
 1月のFOMC後、議会は減税計画を承認した。株価は1月会合の前に高値をつけた。株価は1月の会合後、激しく動いた。上昇する賃金と物価上昇圧力にヒントを得た経済報告が、FRBの利上げ加速懸念を高めたからだ。その結果、債券利回りは過去4年間でもっとも高い水準にまで上昇している。
 FRBは2015年以降、5回利上げを行っている。そして、2018年は3回、2019年は5回の利上げを計画している。3月はパウウェル議長が初めて臨むFOMCとなり、利上げが予想されている。投資家たちの関心はFRBが今年さらに追加して利上げする必要があると考えるのかに向かっている。そしてそれはインフレ次第である。
 https://www.wsj.com/articles/fed-officials-marked-up-growth-inflation-outlook-in-january-1519239983
 米国債の利回りが上昇している。10年債の金利は2・943%をつけた。2014年1月9日以来の水準である。FOMC議事要旨が出た後、FRBはよりタカ派的になるのではないかとの観測からマーケットが反応した。
 30年債も上昇。3・223%をつけた。
 https://www.wsj.com/articles/u-s-government-bonds-strengthen-ahead-of-fed-minutes-1519230231