英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

危機後の成長率格差

 ゴールドマン・サックスエコノミスト2人による危機後の欧州諸国の成長格差についての論文だ。
 危機後、欧州圏は雇用と労働時間がともに減少した。しかし、成長率が減退したことで、欧州諸国の重要な違いが見えにくくなっている。実質GDPの成長率と投入要素についてだ。
 この論文では実質GDPの成長を3つの要素に分解して分析している。人口の成長と労働生産性、そして労働活動度だ。
 これでみても、ドイツの突出ぶりが一目瞭然だ。そして、イタリアとスペインのパフォーマンスの悪さもよく分かる。
 http://www.voxeu.org/article/accounting-differences-europe-s-post-crisis-growth
 この筆者は52年の人生の大半を米国で過ごしている。しかし、いまほど好戦的な時期を体験したことはないという。
 共和党の大統領選候補をみていると、これほどひどい論戦もないと嘆く。イスラム教徒への偏見をあからさまにするだけでなく、それ以外の他社への偏見もひどいものだ。人気の候補者の順番でいくと、卑劣漢=トランプ、無知=カーソン、日和見主義=ルビオ、そして、無力者=ジェブ・ブッシュ。そして、米中央部の共和党知事たちは、シリア難民が自分たちの州に住むことを認めないと述べる。
 しかし、共和党がこのざまだからといって、民主党が良いわけではない。民主党の3分の1の議員は、オバマ大統領の提案したシリア難民受け入れ案の実行は難しいと考えている。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e07c73f6-9390-11e5-bd82-c1fb87bef7af.html?ftcamp=published_links%2Frss%2Fcomment%2Ffeed%2F%2Fproduct#axzz3scdxLDp7