英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

トランプの教訓

 村上春樹の新著を読んでいたら、アイスランド旅行記が出ていた。そこでアイスランドです。
 クルーグマン教授のコラムより。
 ユーロ危機の大きな教訓の一つは、ミルトン・フリードマンの言っていたことは正しい、ということだ。ただし、それは彼のマネタリズムに関する主張ではなく、変動為替相場制に関する主張だ。ある国が賃金や物価について、他国と比べて大きな調整を必要とするとき、それを達成する手段としてより簡単なのは、デフレーションではなく、為替の減価である。しかし、多くの経済学者たちはその点をなかなか受け止めることができないでいた。
 しかし、金融危機以降のアイスランドアイルランドと比較して調べた論文がある。両国の違いは、自身の通貨を持っているかどうかだ。アイルランドはユーロと連動する通貨であるため、アイスランドのような回復を遂げることができなかった。
 http://krugman.blogs.nytimes.com/2015/11/27/iceland-ireland-and-devaluation-denial/?_r=1
 トランプの教訓。トランプ候補がなぜ成功をおさめているのか。それには経済的、社会的、政治的、そして文化的ないろんな理由があろう。だが、保守派の人々の自分自身のことを議論しようとしない点が大きいように思える。
 http://www.forbes.com/sites/modeledbehavior/2015/11/27/the-lesson-of-trump-is-you-should-argue-with-your-own-team/