Gavyn Daviesより。世界経済の成長は不安要因はあるが、リセッションにはならない、とみる。しかし、新興国市場の成長は依然としてトレンド成長を下回っており、成長余地はあるとしている。米国は今年半ばからトレンドをやや下回っているが、欧州は意外と堅調だ。
http://blogs.ft.com/gavyndavies/2015/11/01/global-growth-malaise-but-no-recession/
エコノミスト誌より。グローバル・セイビング・グラットについて。われわれはドルをポケットに入れてためておく行為をすることで、隣の人の雇用を奪ってしまっている。これはパラドクスである。貯蓄をすればするほど、全体としては貧しくなってしまう。
このたとえは、政府の緊縮財政を目指す政策についても相当する。緊縮財政のパラドクスだ。国際レベルにもこの考え方を敷衍することができる。典型が経常黒字を誇るドイツ。
ある国が恒常的な経常黒字国であり、もうひとつの国が恒常的な経常赤字国である場合、それらは黒字国から赤字国への融資などによってファイナンスされれば、関係は続く。しかし、赤字と黒字が続けば、この融資は返済されることはない。これは、無責任な借り手の問題なのだろうか。
http://www.economist.com/blogs/buttonwood/2015/10/economics?fsrc=scn/tw/te/bl/ed/thebiasaboutsaving
