曇りときどき雨。
ダウ指数は800ポイント近く下落した。理由は米中貿易戦争に伴う世界経済の成長減速なのだという。後付けの理由に感じられなくもない。
投資家らは株式を、ボーイングやキャタピラーのような製造業株からアップルのようなテクノロジー株まで、幅広く見直した。
90日間、対中関税を猶予するという判断を歓迎する熱気は薄れている。むしろ、米国と中国という二大国の見解の不一致に懸念が膨らんでいる。多くの投資家は経済減速によって積み上がる恐怖へのリスクにしり込みしつつある。
ある運用会社では、幅広い売りが、新たな投資機会なのかどうか、検討をしている。水曜日はブッシュ元大統領死去に伴う休場なので、その後の推移を見守る姿勢もありうる。しかし、この一日が投資家に新たな不安を巻き起こすかもしれない。経済の減速サインをよく考え直す機会になるからだ。
火曜日の取引では、イールドカーブがよりフラット化した。2年と3年もの国債金利が5年もの国債金利と逆転したのだ。また、2年国債と10年国債の金利差は2007年以降でもっとも小さくなった。