曇り。
米国株がまた安値に転じた。
投資家が米国株を再び見直し始めた。金曜日には主要指数が4%以上下がった。11月の雇用統計は米中貿易摩擦への不安を解消するに至らなかった。
ダウ指数は663ポイント低下した。
株式相場は最初、わずかに上昇してスタートしたが、やがて下落に転じた。雇用統計が伝わり、過去10年でもっとも賃金上昇率が高かったことが分かったからだ。11月の雇用者数の伸びは減速した。
11月の非農業部門の新規雇用者数は15・5万人の増加だった。この1年、力強い成長を遂げた1年だったが、そのモメンタムが失われつつある。やはり、関税引き上げによる米国経済への懸念である。海外へ輸出するビジネスを行っている企業は、すべて3%以上株価が下落した。
トレーダーの中には、様子見でトレードを控える人もいる。株式だけでなく、債券や他のアセットでも流動性が低下しつつあり、それが値動きを激しくさせている。
雇用統計である。雇用者数の伸びが減速する一方、賃金は上昇した。