英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

権威主義経済政策の時代

サマーズ氏。有権者は伝統的な経済政策に幻滅しつつあると指摘している。ポピュリスト的な権威主義が再興しつつある、その結論から逃れるのは困難であるという。 先週G20会合がワシントンで開かれたが、雰囲気は陰鬱なものだった。長期停滞や経済成長が不十…

ノーベル経済学賞

ノーベル経済学賞が発表された。今年は契約理論の2教授(オリバー・ハート、ベニグト・ホルムストロム)に授与された。それぞれ英国とフィンランド出身の経済学者である。 経営者にパフォーマンスベースの報酬を払うべきかから、公共体を民営化すべきかまで…

ライアン議長の撤回発言

曇り。 共和党の大物ポール・ライアン氏がトランプ氏擁護をあきらめた。相次ぐトラブルや失言にさじを投げた格好だ。 共和党内部ではトランプ氏支持を続けるかどうかについて議論があったが、月曜日になって公の場所に議論が移された。共和党議長のポール・…

大統領選討論会

薄曇り。 2回目の討論会が開かれた。両候補の討論は刺のある言葉、非難の応酬に終始した。日曜日にタウンホールで開かれた討論会はもっとも激しい討論となった。トランプ氏はクリントン氏を心の中で憎しみをもっていると避難し、これに対しクリントン氏はト…

トランプはあきらめない

朝から激しい雨と風。今年の秋は天候に恵まれない。 失言や疑惑が相次ぐトランプ氏。WSJがインタビューを行ったが、トランプ氏は選挙戦をやめる可能性はゼロだと述べた。まだあきらめないようだ。 女性に対するわいせつなコメントに対し、トランプ氏は選挙を…

雇用統計

曇り。すっきりしない三連休の初日。 雇用統計の結果もすっくりとはいかなかった。9月の新規雇用者数は15・6万人の増加。大統領選が最終盤に差し掛かっているが、労働市場は堅調な姿をみせた。FRBは利上げに踏み切るか否か、格闘を続けている。 15・6…

ブレグジットへの道

晴れ。 今日は雇用統計の発表日。5つの注目点。 http://blogs.wsj.com/briefly/2016/10/06/5-things-to-watch-in-the-september-jobs-report-2/ エコノミスト最新号は「ブレグジットへの道」特集。 http://www.economist.com/news/leaders/21708257-britain…

トランプ献金疑惑

晴れ。PCの調子が悪く、ストレスフル。 トランプ氏の不祥事が次から次へと明らかになる。やはりそもそも素性からしてふさわしい候補だったのか、との疑念が尽きない。 今度は、彼のビジネスを監督する州の弁護士たちに献金をたびたび行っていたという疑惑だ…

1%を擁護せよ

格差をめぐる興味深い論考である。 材料となっているのは、ハーバード大学のグレゴリー・マンキュー教授の考察である。教授は「1%のお金持ち、才能ある人々を守れ」とエッセイの中で述べている。マンキュー教授はスティーブ・ジョブズやJKローリングのよう…

ポンド安とECBのテーパリング観測

曇り。朝は涼しい。 英国のポンドがドルに対し、30年ぶりの低水準となっている。ブレグジットの影響がじわじわと効いてきた。投資家の懸念するところは、EUからの離脱が英国経済に悪い影響を与えるのではないかというものだ。 火曜日の為替相場は約1%下落…

財政緊縮の経済理論

クルーグマン教授。流動性のわなにとらわれたときの財政緊縮策について解説している。こういう政策は有害であると。財政緊縮策が登場するのは右派勢力の機会主義の結果であり、政府債務の増加に関する人々の本能的な関心を追及した結果であると指摘している…

成長の歴史

ジョーンズ教授による試論的なペーパー。過去の数字、事実に基づいて世界経済、各国経済がいかに経済成長してきたかを示している。 http://www.hoover.org/sites/default/files/jones-facts040.pdf

グローバル銀行の受難

久しぶりに快晴。気温もグングン上昇しそうだ。相変わらずパソコンの調子が悪い。そろそろ買い替えないといけないのだろうか。 トランプ候補関連のニュース。トランプ財団はニューヨークにおける資金調達を停止する。 ニューヨークの司法長官シュナイダーマ…

節税の天才トランプ

曇り。再び台風が接近中だという。うんざりする。 トラブル続きのトランプ氏。今度は脱税の疑いが浮上している。ニューヨークタイムズの報道だ。 1995年以降のトランプ氏の納税記録によると、1995年に税金還付のため、9億1600万ドルの損失が発…

サマーズ提案

サマーズ氏。Fedの今後の政策について、4つの修正案を提示している。 ヒューストンにおける講演が元になっているのか。 第一の提案は、中立金利がゼロ近くとなり、見通せる将来にわたって2%を下回りつづけることを認識することだ。 2番目は、市場が期待…

ミラノの金融犯罪

晴れ。週末、久しぶりにからりと晴れた気がする。日中は気温が上がって、かつ涼やか。 久しぶりにイタリア銀行の問題。モンテ・パスキ銀行に関連し、ミラノの裁判所はドイツ銀行や野村インターナショナルの幹部ら13人を訴追した。金融犯罪に関わったとの疑…

トランプと女性票

雨。毎週末の雨に少々うんざり。 トランプ候補が美女コンテストの女王に対する攻撃を新たにしている。トランプ氏の女性票獲得は厳しい情勢になっている。 具体的にはツイッターでトランプ氏は改めて女王を貶める発言を試みている。しかし、そのような行動を…