晴れ。週末、久しぶりにからりと晴れた気がする。日中は気温が上がって、かつ涼やか。
久しぶりにイタリア銀行の問題。モンテ・パスキ銀行に関連し、ミラノの裁判所はドイツ銀行や野村インターナショナルの幹部ら13人を訴追した。金融犯罪に関わったとの疑いだ。
今回の訴追はミラノ検察による1年半ぶ及ぶ捜査の結果だ。モンテ・パスキが野村とドイツ銀行との間でアレンジした2つの複雑な金融取引が犯罪に該当すると判断した。それ以外の取引も、モンテ・パスキの財政情勢の判断を誤らせることを助長したとされる。
モンテ・パスキと野村の広報担当者はノーコメントだった。
とくに問題なのは、モンテ・パスキの決算が2008年から12年の間、誤りだったことだ。実際の利益は最大88%も小さいという。世界最古の銀行はイタリア政府によって2回救済されており、資本勘定の強化をもくろんでいる。今年の夏は、EBAによる判定で、欧州の銀行の中でもっとも資本状況が悪いと認定された。モンテ・パスキは不良債権を280億ユーロ分売却する計画で、新たに50億ユーロの資本調達を行う計画だった。
しかし、最近になって銀行の取締役会は議長とCEOを解任した。
http://www.wsj.com/articles/current-and-former-mps-deutsche-bank-nomura-executives-charged-in-italy-1475326382
ハンガリーで国民投票が行われる。難民政策が争点となっている。
年金生活者の小さな一群が、ハンガリー南部の小さな村の外に集まっていた。全員が静かにみえた。
しかし、雰囲気が一変したのは、ハンガリーでもっとも権力のある政治家の一人、ラザール氏が通りに現れスピーチを始めてからだ。「このことは、ハンガリーの未来を規定することになろう」。
ハンガリー国民は日曜日に国民投票にのぞむ。その前に行われた世論調査によると、それはあいまいな質問で法的な結果も不明瞭なのだが。文字通りに翻訳すると、もし難民が議会の承認なしにハンガリーに送られてきたら、どうするか、というものだ。ハンガリーはEUによって応分の負担を負うとの決定により、ギリシャとイタリアにたどり着いた難民1294人を受け入れることになっている。しかし、その受け入れ数がどんなに小さくても、この欧州東部の国にとって大きな問題になりかねない。
https://www.theguardian.com/world/2016/oct/01/hungarian-referendum-slam-door-migrants-new-era-europe