英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イタリアの危険領域

 曇り。

 借り入れコストが急上昇し、イタリアを危険な領域に追いやっている。投資家はイタリアの借り入れコストが上昇していく可能性を問いただしている。イタリアは過大な債務を抱えており、ユーロ圏全体の債券売りにつながっている。

 先週、ECBが金融刺激策の終了を発表し、ユーロ圏の債券利回りは上昇した。ECBのラガルド総裁は大規模な債券買取プログラムを引き上げる計画があると確約した。同時に、来月7月の会合で記録的なインフレに対処することを示唆した。

 イタリア自身は市場の焦点であることを認識している。というのも、GDP比で150%に及ぶ債券の借り換えをする必要があるからだ。イタリアの健全性について論文が発表され始めており、状況は悪くなりつつある。

 https://www.ft.com/content/fbb5149a-6a17-48df-a972-aa88382f533f