ウクライナ情勢。ロシアは兵士を募集し、フィンランド向けのガス供給を停止した。ロシアとウクライナの戦争は、手詰まり状態に陥りつつある。その結果、ロシアの通常戦争を戦う能力を大きく削り取っている。
ロシア政府は金曜日、西側諸国との戦争を戦うため、新たな展開に出た。兵士の募集を拡大し、より年齢の高い市民を募集することを決めた。また、フィンランド向けのガス供給を報復として停止した。
この2つの出来事はロシアに対する圧力が高まりつつあることを示している。ウクライナ侵攻が始まって3カ月。ロシア経済の脆弱性もますます浮き彫りになりつつある。
スウェーデンとフィンランドは長く続けてきた中立政策を放棄し、ロシアと陸と海で接する両国はNATO加盟を決めた。
ガスの輸出はロシア経済にとって死活的重要性を持つ。同時に強力な外交ツールでもある。ロシアはすでにポーランドとブルガリア向けのガス供給を停止した。今回のロシア侵攻は戦後、数十年にわたって続いた欧州の安全保障秩序を根本的に書き換えることになりそうだ。
https://www.nytimes.com/live/2022/05/20/world/russia-ukraine-war