ルービニ教授。「大いなる安定」の時代が終わり、「大いなるスタグフレーション」の時代が到来しようとしているという。
数十年にわたり、世界経済は相対的に安定的に運営されてきた。健全な経済政策が行われ、貿易も着実に拡大。新興国市場と接続することで、コストも低下し続けた。しかし、今やこれらの条件すべてが反転した。世界経済は危険で、不安定な新レジームに移行しつつある。
レジームシフトが世界経済で起きようとしている。数十年もの長きにわたって続いたグレートモデレーション時代は終わったのだ。
同じくPSより。
ロシアの敗北が迫りつつある。IMFの元エコノミストのサイモン・ジョンソン氏。破滅的な敗北をキエフやハリコフでくらった後、ここ数カ月、ロシアはウクライナ東部のドンバス地方で領土を獲得しつつある。しかし、軍事的、経済的な最前線において、戦争はクレムリンにとって悪化しつつある。
ウクライナ侵攻により、だれがもっとも敗北したのか決めるのは簡単である。それはウクライナ市民であり、戦争犯罪の被害者であり、食料高騰に苦しむ数百万人の世界の市民である。
ロシア政府はあたかも物事がうまくいっているかのようにふるまっている。彼らの姿勢は傲慢である。現在、ロシアは天然ガスの供給を欧州に対して絞ろうとしている。
しかし、これらはすべて幻想にすぎない。実際のところ、ロシアは戦争に悪い形で敗北しつつある。
そしてラジャン教授。インフレ経済の今後。