英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ゼレンスキーの怒り

 曇り。

 ゼレンスキー大統領が怒りを募らせている。侵攻が始まって以来、初めてとなるアメリカのブリンケン国務長官とオーステイン国防長官の訪問を前に、ロシアが市民を攻撃していることに怒りを募らせている。

 オデッサではロシア軍のミサイル攻撃により、8人の市民が死亡した。ウクライナは西側諸国に武器と弾薬の供給を求めている。ウクライナの東部と南部は、両国の戦争がもっとも激しくなっている地域である。

 今週に入り、ロシアは東部だけでなく、南部の占領も求めている。モルドバ国境にある黒海沿岸部をすべてロシア領としたい模様だ。

 ゼレンスキー大統領は依然として外交的道筋は残している。しかし、記者会見では地下深くを攻撃するロシア軍に怒りを募らせている。

 https://www.ft.com/content/2ecc458c-5e7f-4dab-99aa-fea8023475c4

 ウクライナは東部地域での戦争に自信を示している。アメリカのブリンケン国務長官らがキエフを訪問する。西側諸国の武器がウクライナ流入し始めており、ゼレンスキー大統領は勝利を約束した。

 この大統領発言は、決定的な変化を示している。これまでゼレンスキー大統領は数カ月にわたり、西側諸国に武器をくれとお願いし続けてきた。土曜日の記者会見でゼレンスキー大統領は、アメリカのブリンケン国務長官らがキエフを訪問すると発表した。

 その場でウクライナが欲している軍事支援を議論するという。

 戦争は激化しているが、過去24時間でロシア軍は目立った進軍をできないでいる。ウクライナ軍の反撃は続いている。イギリス国防省の分析である。

 https://www.nytimes.com/live/2022/04/23/world/ukraine-russia-war-news

 次の戦争フェーズは、戦況全体を左右する重要な局面になると米国は予想している。

 https://www.nytimes.com/2022/04/21/us/politics/russia-ukraine-military-biden.html