原油市場に漂う3つの不確実性。OPECがどういう計算をして動くか、アメリカのシェール産業の動き、そして、中国のロックダウンが不確実性を増している。
ロシアによるウクライナ侵攻により、原油市場は高騰している。そして、終わりも見えない。ブレントオイル価格は108ドルをつけた。過去10年間で、原油市場のボラティリティ指標は最高値をつけている。
この振幅は、地政学と経済の知ららの両方が作用している。戦争と金利上昇、コロナウイルスが絡み合っている。ウクライナ戦争がどういう結果になっても、3つの不確実性は残り続ける。
1つはOPEC諸国の動きだ。