英字紙ウォッチング

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SPACブーム

 曇り。

 SPACブームについて。1980年以降としてもっと盛んなM&Aブームが起きている。後押ししているのはSPACである。

 2000年前後のドットコムブームを超え、四半期としては1.3兆ドルの取引規模に達した。

 グローバルなM&A活動が40年ぶりの活況を呈している。米国で買収ブームが起き、SPACの活用も進んでいる。

 今年1~3月期のM&Aは1.3兆ドルの規模に達した。これは1980年以降で最高水準である。昨年の同時期がコロナパンデミックの影響で冴えなかった。シティグループM&A責任者は、これほどドラマティックな回復は見たことない、と語る。

 当然とはいえ、このM&Aブームは投資銀行に多くの利益をもたらしている。手数料収入は370億ドル以上にのぼる。

 大規模取引のうちのいくつかは、SPAC絡みのディールである。たとえば、2月にテスラのライバルであるルシッド・モーターズがSPACを通じて上場すると表明したこと。また、オンラインブローカーのeToroもSPACを通じて上場を目指す。

 この3カ月間はメガディールもあった。GEがその航空機リースビジネスをアイルランドのライバルに売却するケース。アポロが生命保険会社のアテネ・ホールディングスを買収するケースもある。

 なぜこれほどまでに、ディールが進んだかというと、決定権を持つ人物が参加するビデオ会議があったからだという。

 https://www.ft.com/content/bacdf86f-e786-4439-966e-f5958adb1c59

 アルケゴス続報。

 https://www.ft.com/content/9137b765-5536-40dc-8823-1da2813aa533