快晴。
ゴールドマンのデビッド・ソロモンCEOが、SPACブームに警鐘を鳴らした。ウォールストリートで流行している、いわゆる白紙上場のハコ、SPACのブームが持続可能ではないと警告している。昨年は投資家から790億ドルもの資金を調達した。
第4四半期の決算発表でアナリストに対してソロモンCEOが話した。ソロモン氏は現状のペースでSPACの上場は続かないと述べた。
昨年は250以上のSPACのハコ企業が上場された。そして、787億ドルの資金を調達した。大規模なSPACはIPOの不振を覆い隠している。
SPAC上場と引き受けにより、銀行は大きな手数料収入を得ている。ソロモン氏はSPACは通常のIPOの代替になりうるとの考えを示したが、その制度設計は依然として進化の途上にあると述べた。
SPACのエコシステムに欠陥がないわけではなく、とくにインセンティブの仕組みはまだまだ進化の途上にあるようだ。特に、スポンサーのインセンティブとSPACを売却する人々のインセンティブにソロモン氏は注視している。
さらに、選択肢があって、その1つとしてSPAC上場を選ぶ企業と、そうでなくSPACに頼らざるを得ない企業との区別も重要だとしている。
ゴールドマンはここ数年、ウォールストリートの中で、トップの引き受け投資銀行の一つだった。昨年はドアダッシュやスノーフレークの上場を支援した。
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