英字紙ウォッチング

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急減速するM&A

 晴れ。

 2022年のM&A。世界的にディールは急減した。コロナ期間に急増した取引が急減速している。

 2022年の下半期は世界的にM&A取引が急減速した。金利が上昇し、経済の先行きが不透明となったことで、活発だった活動が急停止した。

 今年下半期の取引額は1.4兆ドル相当となった。2022年の上半期のそれは2.2兆ドル相当に達していた。これほどの振幅は過去にはなかった。

 通年の取引額は2021年と比べて38%落ち込んだ。2001年以来の落ち込みとなる。しかし、取引額は依然として高いレベルではある。

 この急速な原則は金利の急上昇の結果である。ウクライナ戦争とインフレ上昇により、金融のコストが増加したのだ。ジャンク債市場は凍り付いた。

 100億ドルを超えるメガディールは急激に落ち込んだ。上半期に25件だったメガディールは下期には11件にとどまった。

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