英字紙ウォッチング

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Nasdaq上昇

 快晴。

 9日の米株式市場はNasdaq指数が上昇。大手テック株が大きく回復したことが寄与した。インデックスは11月以降として最大の上げを演じた。とくにテスラ株の上昇が目立った。

 米株は火曜日、力強く回復した。Nasdaqの上昇幅は3.7%。S&P500は1.4%の上昇。

 アナリストの幾人かは、火曜日の上昇はショートカバーと呼ばれる動きに主導されたものだ。株価の下落に賭けた投資家は、手じまうために買い戻しを迫られた。

 今回の上昇は売られすぎに対する反動という意味合いがある。テスラ株は特に大きく回復した。取引終了までに20%近く回復した。エヌヴィディアやペイパルも上昇した。市場は落ち着きを取り戻しつつあるようだ。

 火曜日の相場は月曜日とは対照的な動きだった。月曜日のテック株はウォールストリートでもっとも悪い成績だった。銀行やエアラインなど、より経済的にセンシティブなセクターに月曜日は資金が流入した。

 トレーダーの動きは、景気循環株と成長株との間で揺れている。

 https://www.ft.com/content/f9a17db2-c202-428e-bad3-367eea055b75

 火曜日に話題になったのは、キャシー・ウッド氏の発言。アーク・インベストメントを率いる彼女は楽観的な見通しを示した。

 アークの率いる200億ドルのETFファンドは火曜日に価格を戻した。現在は買いの好機であり、同ファンドの長期リターンは今回のようなリスクオフ期間によって活気づくと述べた。

 10年国債金利が上昇したことで、急速に成長する企業の将来キャッシュフローの価値を低下させる。アークの運用する5つの主要なETFは、投資家のテック株売りと景気敏感株の買いによって大きな打撃を受けた。

 https://www.ft.com/content/e254c060-a0ac-41e9-a403-065f104a0ad2