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国債入札の混乱

 晴れ。

 アポログローバルマネジメントがAthene社と経営統合する。オルタナ投資会社から、金融グループに変貌する。

 https://www.ft.com/content/e9ba5f23-9777-4730-a59b-d0c4d1fb510c

 投資家は新たな米国債入札による混乱を恐れている。先月、7年債の入札が米国の債券市場に混乱を引き起こした。その再来が懸念されている。

 今週、米国債の入札が3回行われる。米国の財務省は火曜日に1200億ドルの新発債を発行する。3年債と10年債、それに30年債だ。

 入札は債券市場にとって非常に取引の薄い時期の入札となる。投資家はより高いインフレと力強い成長、FRB金利引き上げの時期の前倒しを見込み、取引を再考している。

 投資家は今週の入札が、先月よりも悪いものになるのではないかと懸念しているのだ。混乱がさらなる売りを招く可能性がある。そして、それが市場の不安定性につながりうる。

 コロナウイルスの感染拡大以降、国債の入札は大規模化している。特に長期債の場合がそうだ。しかし、投資家はこうした大規模な国債をやすやすと吸収している。それが先月大きく変貌した。7年債の入札が620億ドル発行された。2月25日のことだ。

 債券価格は下落し、ベンチマークとなる10年国債金利は1.6%を超えた。

 この金利の変動は21兆ドルもの残高のある米国債市場にインパクトを与えている。世界最大であり、かつ世界でもっとも流動性のある市場である。

 https://www.ft.com/content/33982720-b9cf-4b59-a0f5-fa400c62b7c1