快晴。
テスラはビットコインを購入すると発表した。15億ドル相当の金額である。そのことがビットコインのバブル的様相を強めている。
イーロン・マスク氏の率いるテスラが、ビットコインで15億ドル相当を投資すると発表した。ビットコイン価格は10%近く上昇し、4万4100ドルをつけた。テスラは同時に電気自動車を購入する際、ビットコインによる支払いを受け付けることも決めた。もちろん、最初は限定的な範囲ではあるが…。
ビットコインを利用することに伴う非常に大きなボラティリティと高いコストは、今までのところ、決済用に使用するには限界があった。しかし、マスク氏はこうした限界を乗り越えようとしている。それが実現すれば、テスラはビットコインの投機家にとって富を得るチャンスが出る。
テスラ社は月曜日、取締役会と監査役会がビットコイン投資を承認したと発表した。同社が保有する現預金の11%に相当する。
テスラウォッチャーは今回の動きについて、反体制的な志向を持つマスク氏による個人的な投資に近いとみている。つまり、テスラによる決定というより、マスク氏による決定というわけだ。
当局に提出した資料によると、テスラはビットコインを先月、投資方針を変更した後に購入したとしている。現金のリターンを分散させ、かつ最大化させるのが目的である。
ビットコイン投資は、マスク氏が株式市場から調達した資金を「リサイクル」しているともいえる。2年前までは、マスク氏は倒産の危機にあった。
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