インフレ高騰により、Fedの信認が痛めつけられているとブラード総裁。ウォーラー理事とともに、0.75%の利上げを主張している。
Fedの2人の幹部が高騰するインフレ抑制に失敗すると、米国経済にダメージを与える、と警告を発した。ウォーラー理事とセントルイスのブラード総裁は別々のイベントに登壇し、それぞれ中央銀行はインフレ対策に取り組むべきだとの持論を展開した。
インフレは経済活動にとっての税である、と。そして、税率が高くなればなるほど、経済活動を抑圧する、という。もしインフレをコンロトールできない場合、インフレ自体が悪い経済結果をもたらすことになるとウォーラー理事は述べた。
ウォーラー理事はブラード氏と同様、もっともタカ派的な政策担当者である。
現在の関心事は、高騰したインフレ率が物価の見通しを変えることになるかどうかである。もしこの期待が不安定化すれば、インフレ問題をより悪化させることになるかもしれない。
このため、Fedはインフレを支配下に置くため、不動の構えをとるべきだと主張した。ウォーラー氏が強調したのは、Fedは1970年代の再来を赦さないという意思である。当時、中央銀行の信認は疑問視された。
こうした関心はブラード総裁にも共通する。
https://www.ft.com/content/5d138b4c-ffdf-4e67-941c-34175aa8904f
キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント。そのファンドから15億ドルの資金が流入している。テクノロジー株の株価が不振であるにも関わらずだ。
2022年前半、アークファンドに15億ドルのお金が流れ込んだ。一方、アークのETFは年初来、50パーセント価格が低下した。投機的資産に対するセンチメントが大きく上昇しているにも関わらずだ。テスラを含む、いくつかの大きな投資は中央銀行の利上げの直撃を受けた。
同時にアークの運用資産残高はピーク時の280億ドルから90億ドルに大きく縮小した。
しかし、多くの人々はキャシー・ウッド氏の後光は依然として光り輝いているとみている。依然としてアークファンドには15億ドルの資金が流入している。というのも、アークは破壊的イノベーションにフォーカスし、長期投資しているからだ。これは米国における金融アドバイザーたちの支持を得ている。
https://www.ft.com/content/550a21d0-de2f-43dd-8f9c-9a87e6643d6e