NY連銀による、DSGEモデルを使った最新の経済予測。2020年9月との違いは何だろうか。
モデルを使った予測をみると、成長率予測の中央値は2020年10~12月期はマイナス2.56%成長。その後、右肩上がりに経済は回復し、2021年4~6月にピークを迎え、その後、2023年にかけて2%台の成長で安定する。
一方、インフレ率は2024年にかけても2%に到達することはない。2022年には1%割れの水準まで落ち込み、その後も1%台でなだらかにインフレ率が加速するイメージである。
最後に実質自然利子率はなんと、2024年まで0%台前半にとどまる。
NY連銀はDSGEモデルを作成するにあたって、コロナ感染の影響が通常の経済サイクルとは異なることを反映し、変更を加えた。ロックダウンやソーシャルディスタンスなどの影響を組み込んだ。