晴れ。
大方の事前予想通り、Fedが利下げに踏み切った。パウウェル議長は中期的な調整だと呼んだ。
Fedは0.25%の利下げを決めた。金融危機以降としては最初の利下げであるが、投資家を失望させた。パウウェル議長がより積極的な金融緩和を始めたというよりも、中期的な政策の調整と呼んだからだ。
多くの投資家やエコノミストらが期待していたように、1ノッチの利下げは世界経済の弱さにリンクした不確実性に配慮してのものだった。
FOMCは声明文で、景気拡大を維持するために行動する用意があると述べた。将来、さらなる利下げを示唆し、Fedのバランスシートの縮小を止める可能性も出ている。
しかし、パウウェル議長の記者会見における発言は、FOMCでは投資家らが期待するよりも慎重に緩和に向き合うと示唆し、投資家を驚かせた。FOMC前の予想では、2019年末までに3回の利下げがあると予想されていた。
長い利下げサイクルの始まりと対照させ、これは中期的な政策の調整であると考えている、とパウウェル議長は述べた。
FOMCでは2人の反対票も出た。カンザスシティ連銀のジョージ総裁、ボストン連銀のローゼングレン総裁だ。2人ともタカ派で、金利の維持を求めて決定に反対した。
FOMCを受けて、株式市場は下落した。ドルは上昇した。
https://www.ft.com/content/be296b8e-b3b6-11e9-bec9-fdcab53d6959
エコノミストより。過去10年で初めて、利下げに踏み切った。