晴れ。
原油価格が米国の在庫の積み上がりと需要に対する懸念から、下落している。ブレント価格は4%近く低下し、米国の先物市場は弱気相場に移っている。供給への懸念が復活している。
米国の原油統計によると、国内の在庫が積み上がっていることが示された。サプライズな結果である。
ブレント価格は58.97ドル。1月以降としては初めて60ドルを割った。4週間連続の下落である。
在庫の積み上がりは供給過剰の懸念が再び浮上していることを示している。
https://www.ft.com/content/3d1bad56-8cef-11e9-a1c1-51bf8f989972
中国人民元の防衛線として、1㌦7人民元というラインがある。トレーダーらはこれを超えて人民元が下落することを「クラッキング・セブン」と呼ぶ。
2016年に人民元が急激に減価した時に中国中央銀行が意識したのがこのラインだ。この時、中国は外貨準備高をつぎ込み、為替レート維持にあたった。当時、為替レートの下落を放置すると、資本流出を招き、ワシントンなどから為替操作をしているとの批判を受けかねなかったからだ。
6月の大阪サミットを前に、人民元の下落は止まった格好だ。サミットは25%の関税をかける前に米中両国が話し合う、おそらく最後の機会となりそうだ。
https://www.ft.com/content/d8a4ff50-8c29-11e9-a24d-b42f641eca37