英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ダウ急反発

 薄曇り。

 ダウ株価が急反発した。この1週間で失った下落分を回復した。

 ダウ指数は火曜日に500ポイント以上上昇して引けた。雇用統計の数字が良いこと、そして、企業収益が堅調であることにより、米国経済が力強く回復していることを示唆した。

 先週、市場の混乱で傷ついた大手テクノロジー株は大きく回復した。ネットフリックスは700万の新規会員が増加したと報告し、同社の株価は12%上昇した。

 大手金融機関の決算もよいようだ。ゴールドマン・サックスモルガン・スタンレーは、第3四半期の業績は二桁増益になると見込んでいる。

 問題はやはり金利がより高くなることだ。金利が高くなれば、利益は圧迫される。投資家の一人は、金利が経済や株式市場をクラッシュさせるほど上昇するとは見ていない。まだ未来はバラ色、というわけだ。

 https://www.wsj.com/articles/global-stocks-rally-but-china-misses-out-1539678401?mod=hp_lead_pos1

 ブラックロックへの資金流入が減少している。投資家の不安を表している。ゴールドマンやモルガンスタンレーの好業績は、米国とそれ以外の世界とのギャップを示している。それはFRBの利上げ路線に対する警戒を示している。

 第3四半期の資金流入量は2年ぶりの低水準だった。 

 ラリー・フィンクCEOはこう問いかけている。現在のところ、多くの新しい疑問が世界の新しい多くの分野で生まれている。それは、我々の収益はピークにきているのか、ということだ。

 ゴールドマンなどの決算の中身をみると、それほどハッピーなわけではない。ゴールドマンは、フィクスト・インカム部門の収入は、10%落ち込んだとしている。JPモルガンの同部門の同様だ。ダイモンCEOはブレグジットやイタリア、貿易戦争、引き締め気味の金融政策に引き続き関心を寄せている、と話している。

 https://www.ft.com/content/cfa2724e-d157-11e8-a9f2-7574db66bcd5