円高が進行している。何が進行しており、なぜ円高となったのか。FTの分析。
突然の円高はトレーダーや投資家を当惑させ、警戒させている。
ロンドン時間で2日の夜。円が突然3%、ドルに対して上昇した。わずか8分間のことだった。フラッシュクラッシュと呼ばれるような動きだった。ドルに対してだけでなく、豪州ドルや新興国通貨に対しても円は同様に上昇した。
ただ、商いは薄商いである。通常、為替市場の流動性は潤沢だが、ニューヨーク取引時間と東京取引が始まる間は、通常は取引を避ける。いわゆる魔法時間の1時間のうちに、円高は起きた。
ただ、アップルショック後、人民元とドルのレートはあまり変わっていない。特定の通貨に集中して起きた極端な動きは、ファンダメンタルズからみて正当化できる範囲を超えた、異常な動きだったと整理されている。
https://www.ft.com/content/45d3807a-0f5b-11e9-a3aa-118c761d2745