快晴。
米国の株価は大きく下げた。
ナスダックは過去7年間でもっとも下落幅が大きい。株価の修正局面に入っている。強気市場をけん引してきたテクノロジー株が軟調である。
ダウ指数は608ポイント下落。
世界経済成長と企業収益への懸念が、世界の株式市場と商品市況を今月揺らしている。とくに、インターネットとテクノロジー株が大きく下げている。
アナリストらは、今回の売りが長く続いた米国の力強い成長の終わりを伝えるものかどうか、それとも単なる一時的な調整なのか、測りかねている。
売上の落ち込みで注目されているのがテキサス・インストルメント。
経営者の何人かは、金融条件と投入コストの上昇を機にかけている。FRBは利上げを徐々に進める考えだからだ。
幅広い外部要因が、絵柄を複雑にしている。まずは来月予定されている米国とカナダの貿易協定だ。
FRBの利上げ路線が難しい局面に差し掛かってきた。
ターゲットのレンジに収めるため、利上げをどのペースで進められるのかが焦点である。FFレートは現在、2~2・25%のレンジまで上昇した。これは、銀行がFRBの当座預金に預ける預金の超過分に、2・2%の金利を支払うことを意味する。
Fedが使っている政策ツールが有効でなくなっている可能性が出ている。効果がないというのではなく、効果が薄れている、というのだ。
とすると、今後の議論としては、政策金利を補完するツールとして何が必要なのか、ということだ。
突き詰めると、Fedは何を政策目標にしているのか、という議論にもつながる。
3か月ものTビルの金利は10年ぶりの2・33パーセントを今週つけた。
https://www.ft.com/content/4ce4a1e2-d7a1-11e8-a854-33d6f82e62f8