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Fed、0.75%の利上げ

 晴れ。

 FedFOMCを開催し、0.75%の利上げを決めた。2カ月連続で0.75%を引き上げる。パウエル議長が会見で、利上げペースを減速することが適切である、と発言すると、株価は上昇した。

 Fedはその政策金利を0.75%利上げした。米国経済が減速する中、インフレを抑え込む積極的な姿勢を続けている。

 2日間の政策会議の後、政策金利のレンジは2.25%から2.5%の幅となった。全会一致の同意を得て、3月から始まる利上げの流れが継続された。

 今回の利上げは1981年以来となる、積極的な金融引き締めのサイクルのただなかにあることを意味している。5月は0.5%の利上げを行い、6月は0.75%の利上げだった。1994年以来の衝撃となる。

 一方、インフレ率は40年ぶりの猛威を振るっている。2022年下期もさらなる利上げが予想されているが、そのペースをめぐっては激しい議論がかわされた。

 エコノミストの予想は分かれている。0.75%の利上げを続けるのか、それとも、9月は0.5%にとどめるのか。決定会合後の記者会見でパウエル議長は、Fedが金融引き締めを継続すると、その利上げペースは減速させるのが適切である、と述べた。

 この発言が市場のラリーを加速した。

 Fedは今後、会合ごとに適切な政策が何かを判断する局面に入っている。9月の会合で、より大きな利上げ幅が適切である可能性を排除しなかった。また、米国経済がすでにリセッション入りしている点について、否定した。

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