英字紙ウォッチング

経済、政治記事中心に英語メディアを定点観測

私は大統領だ!

 曇。スキップしていた記事を少し丁寧に見ていく。
 やはりトランプ関連の記事。新しい大統領は、選挙期間中のようなやり方をホワイトハウスに持ち込んでいる。
 リチャード・ニクソン氏が大統領だったときに、ときの司法長官が記者たちに次のようなアドバイスを行った。「私たちが何を言うかではなく、私たちが何をするか注意せよ」と。トランプ氏はその発言だけでなく、その行動においても、わずか数日で度を越したスタートとなった。
 たとえ議会で多数を握っていても、新任の大統領はこれまで円滑な権力移行を求めていたものだ。妊娠中絶を積極的に促進するような活動を行っていた外国のNGO連邦政府の資金を受け取ることを禁止したのはその良い例である。たとえそうであっても、トランプ大統領が選挙期間中の約束を遵守しようとしていることをメッセージとして発しようと、いかに強く思っているか、はっとするほどだ。
 このことは同時に、オバマ大統領が大統領令を乱発したことを非難してきた議会議員たちにも当てはまる。
 トランプ大統領が発した大統領令の中には、2つのパイプラインプロジェクト、建設現場で米国製の鉄を使用することを義務づけたこと、TPPからの離脱、オバマケアを支える規則の廃止、インフラプロジェクトにおける環境面での検討のスピードアップ、メキシコ国境沿いの壁の拡大などだ。
 現在、議会は共和党過半数を占めているが、トランプ氏はそうした議会の力なしに統治が可能だと考えているようにみえる。「われわれは新たな法律は必要ない」と、国家安全省の職員を前に述べた。
 大統領令から財政赤字の問題まで、トランプ氏のこれまでの考え方から判断すると、トランプ氏は共和党議員たちとの衝突に向かっている。
 トランプ氏は、党のボスたちの頭越しに有権者と会話できると信じている。ポール・ライアン議長は、脅されたと感じている一人だ。
 大統領令が裁判に持ち込まれれば、この命令が有効かはっきりしなくなる。たとえば、オバマケアについていうと、多くの何も言っていない点が存在する。
 http://www.economist.com/news/united-states/21715738-trust-me-im-president