曇り。
アメリカの共和党幹部の間でウクライナ支援の在り方に関する考えが割れている。米国上院の共和党幹部は、バイデン政権に対してウクライナ支援を加速させるよう求めた。議会下院では逆に、ウクライナ支援を縮小させるよう求める声が出ている。共和党内部でもウクライナ支援をめぐる姿勢が分かれている。
共和党のマコネル上院議員は、バイデン政権と同盟国はもっと武器をウクライナに供給すべきだ、と述べた。
マコネル議員の発言は下院のマッカーシー議員が追加武器支援案への賛成は難しいと述べたことに対する発言である。共和党が過半数を占めている上院では、必要な武器をタイムリーに配給することを監視することに焦点を当てていると述べた。
世論調査によると、中間選挙の後、議会上院は共和党と民主党が拮抗するとみられている。
ウクライナ支援法案は議会両院を通過する必要があり、最後は大統領の署名が必要となる。
https://www.ft.com/content/62a637b2-04fd-4f16-a390-3c2a4ea7b34f
バイデン氏は、共和党が議会過半数を握れば、財政赤字を爆発的に増加させると警告した。11月の中間選挙は共和党優位に進んでいる。
バイデン氏は同時に、さらなる減税により経済がクラッシュする、と警告した。
金曜日にホワイトハウスにおいてバイデン大統領は、共和党が議会で主導権を握れば、来年の米国経済はクラッシュすると警告した。共和党は社会保障やメディケアを削減しようとしており、その代わりに債務上限を引き上げるという。
共和党は民主党に対する経済政策への攻撃を強めており、特に高いインフレ率が中間選挙を前に争点になっている。ここ数週間の世論調査によると、共和党優位の議員が増えている。6月に中絶禁止の決定が最高裁で出たことで一時は民主党優位と思われたが、その勢いが減退している。
その代わりにインフレが有権者の最優先の関心事になっている。
https://www.ft.com/content/1cadde08-f216-4325-8172-fcbe11f1c5ee