英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

フランス刑務所事情

 曇り。今日は雨模様のようだ。
 欧州の刑務所はイスラム過激派の囚人でいっぱいなのだという。捕らえられた囚人たちは刑務所で過ごす時間を次の襲撃の計画にあてる
 ベルギーで捕らえられたパリテロ事件の容疑者は現在、フランスの刑務所に入れられている。刑務所職員は3週間ごとに収監場所を変え、家具を取り替えたり、ビデオカメラで見張っている。
 しかし、幾人かの囚人は彼のことを救世主だと歓迎している。
 イスラム国の台頭は欧州の刑務所システムを囚人でいっぱいにしてしまった。そして、刑務所で犯罪者らと関係を築き、イラクアフガニスタン、シリアにおける次のジハードのミッションの準備をしているのだという。
 テロリストたちを街角から一掃しておくには、当局は刑務所に彼らの多くを入れ込んでおかなければならない。しかし、それは満員の刑務所により戦いの好きな過激派を投入することになる。ある研究者らの推計によれば、6万7000人の囚人のうち、5〜6割がムスリムだという。人口に占めるムスリムの割合が7・5%に過ぎないのと比べると、異様に高い。
 「われわれは時限爆弾の上に座っている」という指摘もむべなるかなである。
 http://www.wsj.com/articles/european-prisons-fueling-spread-of-islamic-radicalism-1470001491
 経済の状況を示す指標は、強弱入り混じったものになっており、これが11月の大統領選挙を激しく揺り動かしている。
 http://www.wsj.com/articles/economy-buffets-presidential-election-1469999552