英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米個人消費の回復

 曇り。
 ブレグジットショックから小康状態に。市場も冷静になり、英国がすぐにEUを離脱するわけではないことを見極めている。ダウ指数は1・6パーセント上昇。S&Pも1・7パーセント上昇した。
 トレーダーたちは市場に均衡が戻り始めた、と評している。水曜日の株価上昇は新たな買い手の流入が始まったことを示している。
 http://www.wsj.com/articles/global-markets-rise-as-brexit-worries-ease-1467185655
 気になる米国の実態経済の動き。5月の個人消費は0・4パーセント増加した。第1四半期に減速傾向を示した後、消費者のマインドは回復している。
 個人消費は米国のGDPの3分の2を占める。年初の消費低迷は今のところ逆転したかにみえる。ブレグジットに直面して世界経済が自信を失いかけているときに、米国の消費者は笑顔を浮かべている。4月は1・1パーセントの増加で、7年ぶりの高水準だった後の数字である。
 しかし、先週の英国の国民投票以降、見通しは曇りがちである。
 http://www.wsj.com/articles/u-s-consumer-spending-rose-0-4-in-may-1467203650
 トルコのテロ事件。エルドガン大統領は41人が死亡したテロ攻撃は、テロとの戦いにおいてターニングポイントとなる、と述べた。この事件により、トルコの観光産業は大きな打撃を受け、グローバルなハブとしての役割を果たそうという願いにも支障を与える。隣国シリアの暴力が周辺国であるトルコにスピルオーバーした格好だ。
 エルドガン大統領はイスラム国を強く非難した。今回の事件では少なくとも3人が銃や自殺ベストをもって空港を狙った。
 https://www.theguardian.com/world/2016/jun/29/istanbul-ataturk-airport-attack-turkey-declares-day-of-mourning