欧州がトルコに対して認めたトルコ市民のビザ自由化が、崩壊の危機にある。メルケルの難民問題に対する取り組みは崩壊寸前だ。
欧州とトルコの間の取引で、一番の中核的なものは、トルコ市民のビザ自由化だった。そして、メルケル首相は、もしこの取引が成立しなかったら、エルドガン大統領の人気に影響があると信じ込んでいた。そして、それゆえエルドガン大統領は最後には妥協すると思っていた。
しかし、メルケル首相のその考えは誤っていた。結局、メルケル首相以外の誰も、この合意に多大な関心を払っていなかったのだ。エルドガン大統領ももちろんそうだった。彼は、トルコの反テロ対策法に関して妥協するつもりはまったくなかった。
http://www.spiegel.de/international/europe/merkel-refugee-deal-with-turkey-in-danger-of-failure-a-1092331.html
