英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ロシア=サウジ石油相会談

 晴れ。
 中国政府は、人民元の変動に柔軟性を認めることにした。月曜日の相場は、ドルに対し過去10年間でもっとも大きく上昇した。その動きに対し、北京政府は介入しない姿勢を貫いた。
 主要貿易相手国の通貨に対し、人民元を一定の範囲で変動することを認めているが、もしそれがワークしなければ、再びドルにペッグすることも辞さない。
 中国人民銀行は1月中旬以来、弱含み状態にあったドルに再びつなぐ政策を続けてきた。投資家からすれば、こうした中国の場当たりなアプローチは、混乱を招きかねないとみている。月曜日には、中央銀行は突然人民元を激しく高値に誘導した。
 中央銀行に近い関係者によると、こうした動きは、海外へ資本逃避しようとする企業や家計の動きがある中で、中国人民元に対する信任を回復するのが狙いだという。アナリストの試算によると、2015年の中国の資本流出は5000億ドルから1兆ドルに達するという。
 中国人民銀行の周総裁は雑誌の取材に答え、北京政府の望みは、為替制度を機会主義的に再編成することだと述べた。改革の方向性ははっきりしているが、その道のりはまっすぐではないだろうという。
 http://www.wsj.com/articles/china-favors-flexibility-in-managing-yuan-1455541059
 サウジとロシアの石油大臣同士が生産調整を議論するためにカタールへ向かった。ナイジェリアやベネズエラのカウンターパートとの議論も予定されている。減産への期待が高まっている。
 
 http://www.wsj.com/articles/saudi-russian-oil-ministers-head-to-qatar-to-discuss-production-1455566388