英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ユーロ危機再び?

 曇り。冴えない天気だ。
 FTのマーチン・ウルフのコラム。市場は無限の財政緊縮を期待している。しかし、それが終わった場合、ユーロ危機は再び戻ってくるという。
 ECBのドラギ総裁が6月の追加緩和を示唆する発言を行った。2012年7月の欧州債務危機の最中に、ドラギ総裁が発した発言を想起させる。このところ、欧州周辺国の国債金利は低下している。アイルランドやスペイン、ポルトガル。10年ものの国債金利は2から3%台にとどまっている。皮肉な言い方だが、ギリシャでさえ、6・2%の水準まで低下した。これらの国はいずれも、昨年の経常収支は黒字を記録した。それは、財政緊縮政策によって国内需要が大きく抑制されているせいだ。
 経済はいずれも回復しているかのように見える。だが、危機前と比べて、これらの国の経済は数%縮んだ。失業率も依然として高い水準のままだ。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/5c55a134-d9d2-11e3-920f-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz31e5RnQwx