仕事が忙しいのと、風邪をひいていたせいで、更新をサボっていた。6月に入って初めての日記だ。
今日は曇り。気がついたら、日記をつけ始めて1ヶ月が経過していた。
金曜日(4日)の株式市場は大荒れだった。ニューヨーク株式市場は雇用統計が想定ほど改善していなかったことを失望し、3.4%の大幅下落。安全性に投資家が逃避し、10年米国債のイールドは3.2%に18ベーシス下落。ユーロも1.2ドルまで下落した。ユーロの水準は過去4年間で最低。
米国の雇用統計は43万1000人の増加と、事前のコンセンサスが51万3000人だったのに対し、大きく下回った。
投資家心理が弱く、景気回復力が弱いのではないかと、二番底懸念も浮上してきた。
日本の国債はイールドカーブが5年までがフラット化しており、5年債は0.39%。10年債は1.27%。
ユーロ圏の大手金融機関が立ち行かなくなっている、との噂も飛び交っているようだ。具体的にはソシエテ・ジェネラルがデリバティブポジションでトラブルを抱えている、というもの。ハンガリーの財政状況に対する懸念も浮上した。
ハンガリーの件は、政府スポークスマンが、ギリシャ型の債務危機に陥るリスクがある、と発言したというものだ。
http://www.ft.com/cms/s/0/467b07dc-6fe1-11df-8fcf-00144feabdc0.html
経済は「grave」な状態にあり、デフォルトもありうるという。通貨フォリントは下落。
ハンガリーは4月の選挙で、中道右派が政権に就いた。ただ、中央銀行と意見が合わず、外貨建て対外債務の問題があるらしい。新政権は、旧政権は経済指標などを操作していたと非難しており、なにやらギリシャの再来を思わせる。
ハンガリーのGDP比の債務水準は78%。EU新加盟国の間では、もっとも高い。ただ、115%あるギリシャよりは低い。ハンガリーは2008年にIMFとEUとの間で、200億ユーロの支援パッケージを合意しており、これは未使用だという。