英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

サムライ債人気

 曇り。雨模様。
 ギリシャ選挙を受けたユーロとのハネムーン期間はわずか一日で終わった。財政再建支持派が勝利したが、スペイン国債金利は跳ね上がり、ユーロ圏の将来について投資家の不安が高まっている。
 スペイン銀行のデータによると、スペインの銀行の不良債権比率は8・7%に達しているという。スペインの銀行セクターに対し、1000億ユーロの支援が決まったが、いずれスペインという国自体への支援が必要になるという観測が浮上している。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/440d6138-b964-11e1-b4d6-00144feabdc0.html#axzz1y0f6ukY3
 ギリシャの新救済策について、ドイツが待ったをかけている。新しい連立政権はおそらく歳出カットの時間軸をもっと長いレンジで考えるよう求めてくる。これは160億ユーロの追加支援が必要であることを意味する。しかし、この案にドイツを中心とした北欧州諸国はあまりいい顔をしない。特にメルケル首相は、連立政権内で反対が根強い。
 http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303379204577474652466408254.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories 
 欧州危機の余波で、非居住者が円建てで発行する、いわゆるサムライ債人気が高まっているという記事。6月18日時点で158億ドルが発行されているという。
 http://blogs.wsj.com/deals/2012/06/18/samurais-become-bonds-of-choice/