英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

新世代の金融政策

新世代の金融政策とは。 https://blog.supplysideliberal.com/post/2017/2/1/next-generation-monetary-policy インフレ期待は政策ツールなのか。 http://www.nber.org/papers/w24788

強気のドラギ

ドラギ総裁の欧州経済に関する見立ては強気である。ECBの政策によって、成長もインフレも加速していると話している。 月曜日にドラギ総裁は欧州議会で演説した。マイナス金利政策とQEという政策手段によって、インフレ率と成長を加速させていると述べた。 EC…

賃上げに苦しむ米小売業

快晴。夏空である。 米国のリテール業界が賃金上昇に苦しんでいる。労働コストが一層上昇することにより、すでに貿易絡みで緊張米国企業関係にある米国企業をより苦しめるリスクがある。 上昇しつつある賃金が、米国企業の利益を食い始めている。米国の100円…

自社株買いブーム

自社株買いがブームになっている。しかし、株価はさえない。アナリストの何人かは、高すぎる価格で株価を買い戻していると懸念している。今年自社株買いを進めている企業の一つがバンクオブアメリカだ。 米国企業による今年の自社株買いは記録的水準に達して…

インドの女性労働力

エコノミスト最新号のカバーストーリーはインドの女性労働力。バランスが悪く、2億3500万人の労働力を失っていると指摘し、もしそれが改善されれば、27パーセントほど今よりも豊かになりうると指摘している。 富の神様であるインドのラクシュミは、ヒンドゥ…

非核化協議のゆくえ

晴れ。 北朝鮮の非核化協議が始まった。事前に懸念されていた通り、北朝鮮はポンペオ長官の2日間の訪問結果を「残念」だとし、戦争のリスクがあると指摘している。 北朝鮮の核プログラムをめぐる交渉のゆくえは土曜日、疑問が投げられている。ピョンヤン政府…

良い失業率上昇

晴れ。 6月の雇用統計が発表された。6月も雇用の動きは力強い。労働市場に人がどんどん参加し、失業率は逆に上昇した。しかし、良い失業率の上昇である。 新規雇用者数の増加幅は21・3万人。多くの求職者は雇用主にすぐさま雇い入れられている。5月に3・8…

FOMC議事要旨

6月のFOMCの議事要旨が出た。幹部らは会合において、来年にかけて金利を引き上げていくとともに、成長にこれ以上拍車をかけるような金融政策はとらないとの姿勢を鮮明にしている。金融危機後の金融政策が正式に終わりを告げようとしている。 具体的には成長…

中国脅威論の根

雨。梅雨明け宣言後のこの雨である。 米国が中国の技術的能力に不安を抱くのは、ワシントンの空気を反映しているからだ。AIを活用した武器競争が背景にある。 トランプ政権による対中貿易戦争のニュースは、鉄鋼やアルミニウム、大豆などの原材料に焦点がた…

進歩派の最新のアイデア

進歩派、日本流にいうとリベラル派、ということになるのだろうか。その最新の政策アイデアが浮上している。サマーズ氏によると、それは雇用保険である。連邦政府レベルで雇用保険を作ろうというものだ。雇用のない人々は、人生に満足を持てず、アルコールや…

負けたのはアメリカ

曇り。連日風が強い。 銀行員はなぜ高給取りなのか。M&Aのアドバイザーを務めるバンカーらは、数百万㌦を稼いでいる。 投資銀行のバンカーらは、M&Aの仕事をする報酬として高給を受け取っている。ゴールドマンは21センチュリーフォックスによる買収の報酬と…

人民元最悪の日

中国の人民元が火曜日、一日の値動きとしては最悪の日となった。 https://www.ft.com/content/1e49cc2c-7e73-11e8-bc55-50daf11b720d

米中貿易戦争の被害者

曇り。台風が接近している。 米中が貿易戦争で対立することによって被害を受けるのは、ガジェット好きなミレニアル世代である、という分析。若い消費者の間で流行しているテクノロジー小物に関税がかけられ、今週にも値段が急上昇する恐れがある。電子タバコ…

イールドカーブへの懸念

エコノブラウザーより。イールドカーブに関して、懸念が生じている。カーブのフラット化は、成長の弱まりやリセッションについての警告なのではないか、というものだ。答えはまだ、というものだが、それはなぜかというと…。 ここでは3か月ものの短期国債と…

Fedの暑い夏

今年の夏、Fedがマーケットの混乱が起きた際に、これまで続けてきた利上げの道筋を変えるかどうかが焦点になっている。パウウェル議長の動きは不透明である。 世界のマーケットは、一国主義的なトランプ政権の政策と、Fed自身の政策に熱を感じている。とくに…

メルケルの妥協

晴れ。 ドイツの連立政権内で、メルケル首相とゼーホーファー内務大臣との間で妥協が成立した。発足してわずか3か月しかない連立政権は、崩壊の淵から逃れることができた。 問題は難民政策をめぐる対立である。 ゼーホーファー氏は日曜の夜、CSU党首と内務…

賃金パズルという難問

先進国で賃金が上昇してこない。 中央銀行家やエコノミストはここ数年、なぜ賃金がこれ以上上昇しないのか、という疑問に悩まされている。先進国経済の平均的な失業率は5・3%である。これは金融危機以前よりも低い。しかし、世界でもっとも豊かな米国でさ…

メルケルへの最後通牒

晴れ。 ドイツの内務大臣が辞任を申し出た。メルケル政権に大きな打撃となる。CSUのゼーホーファー大臣がメルケル首相に最後通牒を突き付けた格好である。 https://www.ft.com/content/f02bcf36-7d3a-11e8-bc55-50daf11b720d

もっと原油生産を

晴れ。今日も暑い。 トランプ大統領はサウジアラビアに対し、もっと原油生産量を増やすよう求めた。原油価格が高騰しているのに対応した動きだ。 グローバルにみて、原油在庫は減少し、多くの生産国の生産、たとえば、カナダやイラン、リビア、ベネズエラの…