英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

キーストーンパイプラインとヒラリー

 晴れ。鳥がチュンチュン鳴いて、気持ちの良い朝。
 次期米大統領選における民主党の有力候補に挙がっているヒラリー・クリントン。2016年の指名レースを控え、リベラル派がヒラリー氏に対し、主要な政策テーマについて、その政策スタンスを明らかにするよう要求している。リベラル派がテーマに挙げているのは、キーストーンXLパイプライン、移民問題、金融規制などだ。
 とくに、キーストーンの問題は民主党にとってトリッキーな問題だ。これはカナダのオイルサンドを米国のガルフコーストの製油所に運ぶ問題で、ヒラリー氏はスタンスを明らかにしていない。
 そもそもヒラリー氏は今年後半まで、大統領選に出るかどうか、アナウンスしない方針だ。
 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303980004579576352040070942?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories&mg=reno64-wsj
 FOMCの4月の議事要旨が公表された。内部では、超金融緩和政策の出口戦略が議論されている。とくに、バランスシートの縮小と利上げのバランスのとり方が非常に複雑であることが示唆されている。
 昨日も触れたように、ニューヨーク連銀のダドリー総裁が講演の中で出口戦略の転換を訴えている。ダドリー総裁は、最初の利上げの後までバランスシートのサイズを維持すべきだ、と訴えている。
 議事要旨では、委員会はどの程度長く、米国債ロールオーバーするのか、また、償還された元本をエージェンシー債に再投資するのか、追加の情報を提供すべきだ、との意見が幾人かの参加者から出された。もし再投資をやめれば、Fedのバランスシートは徐々に縮小していく。議事要旨からは、将来Fedはそのバランスシートのサイズの見通しを示すかもしれない、との示唆を与える。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9fbfe774-e10a-11e3-875f-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz32OUuU5cv