英字紙ウォッチング

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中国「40年成長時代」の終焉

 晴れ。

 中国の40年に及ぶ成長が終焉を迎えようとしている。中国は過去数十年間にわたr、工場や高層ビル、道路建設に投資を続け、経済を成長させてきた。その結果、貧困から中国を脱出させ、世界の巨人にその地位を押し上げた。

 しかし、このモデルが破壊された。債務が残り、建設すべきものが枯渇しつつある。一部の地域では使われなくなった橋や空港が放置されている。数百万ものアパート群が空室のままである。投資のリターンは急速に減少している。

 トラブルの兆候は中国の地方の経済データからうかがえる。巨大なコロナ検査施設を作り、そのままになっている地方がある。投資が減速し、輸出も停滞しているのに借り入れを続けて経済を刺激するために建設するしかない状況である。

 エコノミストらによると、中国は今やより低成長の時代に入りつつあると信じている。人口は減少し、米国との格差が広がりつつある。

 つまり、「巨大な反転」をわれわれは目撃しつつある、というのだ。

 では、中国の将来はどのようなものなのだろうか。IMFの予測によると、今後数年間、中国のGDP成長率は4%を下回りそうだという。過去40年間の成長率のおよそ半分である。ロンドン拠点のリサーチ会社によると、2030年の成長率はおよそ2%近辺にまで落ち込むという。

 https://www.wsj.com/world/china/china-economy-debt-slowdown-recession-622a3be4?mod=hp_lead_pos1