晴れ。
アダニ問題の続報。
https://www.ft.com/content/9840aa4e-3270-4f3b-abe4-3f6838a542d0
米国の雇用統計発表。50万人を超える増加幅となった。労働市場の力強さが再確認され、その結果、Fedが行った1月の利上げ姿勢について、投資家は再評価を迫られることになった。
米国の雇用統計は1月に51.7万人増加した。12月の数字の2倍に相当する数で、事前コンセンサス予想の3倍の数字である。失業率は3.4%となり、53年ぶりの低水準となっている。
雇用の成長率が5カ月連続で減少していたが、それも今回の発表で止まった。その結果、債券は売られ、投資家はFedが金利を高い水準で維持し続けるかどうか、再評価を迫られている。
「今日のデータは労働市場がますます力強さを増していることを示した」と米国のエコノミストは評する。Fedは利下げがすぐに訪れると考えることは間違っていると警告した。今週、Fedは0.25%の利上げを行い、2022年の利上げ幅である0.75%や0.5%幅でなかったことを戒めた。
Fedは依然として、雇用市場を大きく破壊することなく、2%のインフレ目標へ物価を押し下げることができると期待している。しかし、1月の雇用統計の数字は、投資家の見通しを上回っており、2年国債の売りにつながった。2年国債の利回りは0.21%ポイント上昇し、4.29%をつけた。ここ数週間ではもっとも高い水準である。
ベンチマーク株価であるS&P500指数は1%下げた。ナスダックも1.6%下げとなった。
労働局のデータによると、平均時給も上昇し、年率では4.4%の伸びとなっている。BLSによると、1月の雇用増加は幅広い範囲で広がっている。レジャー産業や介護セクターあもっとも増加幅が大きかった。あるエコノミストは、51.7万人もの力強い非農業部門の雇用者数の増加は、我々が考えていたリセッションが近いという懸念を押し返すものだと述べた。
https://www.ft.com/content/c87e1805-c291-4a9f-a43a-f0f187ec9860
WSJより。