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米国債への力強い需要

 曇り。

 米国の新発20年債に強い需要がある。

 水曜日に米国財務省は20年債を発行した。歴史的な低金利のもと、記録的な財政支出を支えるために発行された。1986年以降で初めてとなった20年債の入札では、1.22%で200億ドル発行された。これは30年債の取引水準よりも0.2%ポイント低い水準である。

 全体の応札は500億ドルとなった。

 市場参加者からは、市場はまだ大量の国債供給を吸収する能力がある、との声が出ている。

 今回の入札は、米国政府がより長期の債券で資金を調達するために、重要なステップとなっていた。

 今月初め、米国財務省は6月末までに3兆ドルの資金を借り入れる必要があると述べていた。この金額は2019年財政年度全体で借り入れる額の実に3倍もの巨額な水準であった。

 これだけの資金を調達するために、財務省は入札の規模を大幅に拡大させた。10年債と30年債の発行も記録的水準になりそうだ。同時に1年未満の短期債券依存も高まりそうだ。

 https://www.ft.com/content/a520863d-fea3-492d-9cf3-5691a046417f